EDを引き起こす4つのパターン

EDを引き起こす4つのパターン

EDを引き起こす原因は、おおよそ4つのバターンに分けられます。

・器質性ED
・心因性ED
・混合型ED
・薬剤性ED

ED性的な興奮は神経を介してペニスに伝わります。すると、ペニスにある陰茎海綿体の動脈は大きく拡がり、陰茎海綿体に十分に血液を送ることができます。これがいわゆる「勃起」といわれる状態です。もし、神経と血管のどちらかが、または両方が正常に働かなくなると、結果として陰茎海綿体に十分な血液が流れ込まず、「十分な勃起が得られない=ED」が起こりやすくなります。

器質性EDとは、加齢や動脈硬化、生活習惯病などによって起こるEDです。動脈硬化とは、血管の老化が進行し、血管が硬くなる現象です。勃起が起こるためには、陰茎海綿体に血液が多量に流入しなければなりません。ところが、動脈硬化が進行すると、血管がじゅうぶんに広がらなくなり、血液循環が悪くなります。このため、勃起時に陰茎に多量の血液が流れ込まず、じゅぅぶんな勃起が起こらなくなるのです。

糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)といった生活習惯病の人は、常に血管に大きな負担がかかっています。すると、血管が傷ついて、健康な人よりも動脈硬化が早く進行します。このため、EDが起こりやすくなります。

たとえば、先ほど取り上げたMMAS (「マサチユーセッツ男性加齢研究」)のデータによると、治療を受けている高血圧患者の15%が、重症のEDになっています。その後に行われた欧米7力国の調査でも、高血圧患者の場合、EDの割合は26%もありました。

また、糖尿病になると、男性患者の中でEDを合併する人は42~90%にのぽり、糖尿病でない男性の2~4倍になると報告されています。

神経が障害される病気によっても、EDは起こります。糖尿病は、悪化すると合併症として神経障害が起こり、EDを生じさせます。

EDを引き起こすほかの病気では、脳出血、脳腫瘍(脳やその周囲の組織にできる腫れ物の総称)、脊髄損傷、パーキンソン病(脳内の神経伝達物質の不足により手足の震えや歩行障害などを起こす病気)、アルツハイマー病(認知機能の低下や人格の変化を主な症状とする認知症の一種)などがあります。陰茎海綿体の血管や神経を損傷するような外傷、泌尿器の病気によっても、EDが起こります。

EDを引き起こす原因

心因性EDは、精神的なストレスによって起こるEDです。ストレスをもたらす要因はさまざまです。仕事やパートナーとの関係がストレスになることもあれば、うつが原因になることもあります。

たまたまセツクスがうまくいかなったことがトラウマ(精神的な傷)となり、それがきっかけでEDか始まるケースも少なくありません。「また失敗するのではないか」という不安があると、それが新たなプレツシヤーとなって、次のセツクスでも失敗する。再度ショックを受ける。さらに自信をなくすという悪循環に陥り、症状が悪化していくのです。

混合型EDは、動脈硬化が進行していたり、生活習慣病であったりする人が、さらになんらかの精神的なストレスを受けて、EDを発症するものです。

50歳代、60歳代以降になると、多く人が心と体の両方になんらかの問題を抱えています。混合型のEDを発症している率が非常に高いと考えられます。

薬剤性EDは、服用している薬によって起こされるEDです。

EDを引き起こす薬剤としては、たとえば利尿剤(サィアザィド系利尿剤)や降圧剤(末梢性交感神経抑制剤)、抗うつ剤(三環系抗うつ剤)、抗精神病薬(フエノチアジン系抗精神病薬)、睡眠剤(バルビッール系睡眠剤)などがあります。

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